フェニックスの畑

6年半前に鹿児島の業者が畑のフェニックスを処分するというので、そのフェニックスを30本仕入れました。

幹の高さで1メートルの物を仕入れて、現在1.5メートルですので、1年に10センチも大きくなっていないことになります。
普通の木ならとっくに5メートル以上の木になっています。
成長しない分、値段は非常に高いです。

フェニックスはほとんどが鹿児島や宮崎の温かい地方で生産されています。
私どもの北部九州でフェニックスが生産されていると思っている人は中々いないと思います。

しかし、鹿児島や宮崎ではヤシオオオサゾウムシという害虫の大量発生で、小さいフェニックスから立派な大きいフェニックスまで大量に枯れているそうです。
ヤシオオオサゾウムシは上の方から幹を食い荒らして行きます。
しかも、一度に何百もの卵を産むのでなかなか退治するのは難しいみたいです。

寒さに弱いヤシオオオサゾウムシは、福岡では冬を越冬できずに死んでしまいますので、一本も枯れてはいません。
そういう意味では、福岡もフェニックスの生産に適しているのかもしれません。