山の中を散策していて、足元を見たらびっくり
マムシみたいな奇妙なものが、山道ににょこっと
この草は以前阿蘇の植木畑を見に行って、気持ち悪い奇妙な草がいっぱい生えていた「マムシグサ」であることを思い出しました。
幹肌の模様がマムシの胴体の模様にそっくりです。
このマムシグサ、厚生労働省が指定する毒性を持った植物の中でも、最強部類に属しています。
その名の通りマムシグサは、肌に触れると皮膚炎、食べると嘔吐、腹痛を起こします。
ネットで見ると
生で根茎を経口摂取した場合、口腔粘膜が軽度に糜爛し、酷い場合には部分的に壊死して脱落する。喉が渇き、灼熱感があり、舌体が腫れ、唇に浮腫が出来、涎が大量に流出する。口唇がしびれ、味覚芽失われ、声がかすれ、口を開けることが困難になる。
蓚酸の毒作用は、局所刺激作用と低カルシウム血症並びに腎障害である。局所刺激作用のため食道や胃に糜爛を起こし、急性胃腸炎の症状を呈する。頭痛、蓚酸が血液中のイオン化カルシウムと結合するため低カルシウム血症となり、痙攣やテタニーを起こすことがある。腎臓に蓚酸カルシウムの結晶が沈着することによって腎障害を来す。
さすがマムシグサ
頭もマムシの頭をしています。
しかし、秋に球茎を採取して輪切りにして乾燥させると漢方薬の「天南星(てんなんしょう)」となり、去痰、鎮痛に効果があるとの事。
中国では子宮がんの治療に使われているそうです。
薬にも毒にもなるマムシグサは最強です。