うちの社員から、ラインで蜂の写真が送られてきました。
なんの写真やかと思っていましたら、女王バチを殺してハサミで切った写真だそうです。
グーグルさんの知恵をお借りしたら•••
スズメバチの場合、女王の寿命は1年程度とされています。
生まれるのは秋の始めごろですが、秋が終わるとすぐに冬越えのための休眠に入ってしまうため、本格的な活動開始は春先になってからです。
スズメバチの女王候補は、秋の始めごろに生まれた働き蜂の中から選ばれます。
はじめから女王蜂として生まれるのではなく、生まれてから働き蜂になるか女王蜂になるかを先代女王によって決められるわけですね。
栄えある女王候補に選ばれた子供たちは、働き蜂とは異なる特別なエサを与えられて、急速に育ちます。
冬越えに向けて栄養価の高いエサを優先的に配られるため、身体の発育も働き蜂とは変わってきて、一人前になるころには働き蜂より一回り大きな立派な体格となるのです。
秋の終わりごろ、そろそろ巣の蜂たちが活動をにぶらせるころになると、女王候補は無数のオスバチをお供に引き連れて巣を飛び立ちます。
時を同じくして飛び立ったほかの巣の群れと合流し、その場で女王候補とほかの巣のオスバチがお見合いを始めるのです。
集団交配が終わり、卵を産める状態になった女王候補は、木の皮の隙間や土の中など、寒さをしのげる場所を探して休眠に入ります。
こうして、女王候補は春になるまでエネルギーの消費を抑えながら眠りにつくわけです。
ちなみにオスバチは交配が終わり次第死にます。(かわいそう)
春先、4月ごろが女王候補の目覚めの時期です。冬眠で消耗した体力を花の蜜などで補給しながら、巣づくりに適した場所を探して飛び回ります。
よい場所をみつけると、そこに巣を作りながら卵を産み、幼虫を育てます。
自分の産んだ働き蜂が一人前になったとき、女王候補はついに女王蜂となるのです。
ちょうどうちの従業員が、巣の場所を探している女王バチを見つけて殺したみたい。
えらい大きかったみたいです。