少し前のことになりますが、ハウスメーカーS社の戸建てで使用する全ての樹木を納品させて頂いた住宅を見学させて頂きました。
S社の方々や、石を提供した会社さんなど関係者さんと一緒に2軒見学させていただきました。
大手ハウスメーカーであるS社の社内でそれぞれ2017年、2018年にグランプリを受賞したともに素晴らしい物件です。
1軒目は、以前もご紹介しましたが2017年にグランプリを受賞した物件で、全国でCM放送もされています。
1階部分にはわざと直射日光が入らないようになっており、そのことがモミジを中心とした中庭の自然を際立たせてくれます。
中庭と言っても外側と繋がっており、外から家の中を見ることが出来ずプライベートが守られると同時に圧迫感を感じることもありませんでした。
隣の大きな窓の外にはハイノキが元気に育っていました。
ハイノキは直射日光にあまり強くないので、このように囲われた環境だから元気な状態のままでいられます。
外側は、細身の雑木系の樹木で揃えられており、繊細な印象です。
2軒目は、2018年の社内グランプリで、大手ハウスメーカーの中でのコンペでも最優秀賞を受賞したそうです。
こちらもプライベート感を強く意識した作りで、2階上部まで塀が立っています。
しかし、一階の大きな窓の外には、周りに樹木そして間にベンチがあり、家の中でいながらにして自然を十分感じることが出来ます。
家主さん曰く、気候の良い時期にはこの中庭で木を見ながらお酒を飲むこともあるそうです。
二階部分に来ても、普通の戸建てで使用する木よりも大きな木が使われていることもあり、十分木を楽しむことが出来ました。
また、塀の高さは2階部分においてもプライベートを守りつつ、目線から考えて他の家の屋根が遠くにある山の風景かのように見えるように高さが考えられているそうです。
マンションや公園で使用されるような大きな木が植栽されており、道路から見てもかなり迫力がありました。
今回、実際に植栽されている状況を見学させて頂くことが出来、非常に勉強になりました。
お客様の豊かな生活創りに貢献できるよう、これまで以上にお客様のニーズに沿った樹木を提供しなければならないと感じました。
