驚き桃の木山椒の木

昨夜焼き鳥を食べに行ったら変な棒を見ました。
山椒の幹ですりこ木に使っているそうです。

すごいです。
山椒(さんしょう)の木は、私が知らなかっただけで、古くからすりこぎとして用いられていたみたいです。
山椒の木のすりこぎ棒は堅くて香気があり、するたびに木が微量に削られて、山椒の香りが料理を引き立て、解毒作用もあると言われています。
天然木の凹凸のおかげで程よい固さでゴツゴツして握りやすいそうです。
よく考えると、山椒は、芽、葉、花、実、皮、幹とすべてのものが料理に使われます。

ネットで調べました。
・若芽・若葉(木の芽)
木の芽は緑が鮮やかで香りが良いため、焼き物、煮物など料理の彩りとして添えられ、また吸い口として用いられる。使う直前に手の平に載せ、軽く数度叩いて葉の細胞(油点)を潰すと香りが増す。特に筍との相性が良い。また、木の芽を味噌と和えた「木の芽味噌」は、木の芽田楽、木の芽和えや木の芽煮の材料となる。
・花(花山椒)
花を漬けた花山椒は、料理の彩り、佃煮、当座煮などに用いられる。
・果実
未熟な果実(青山椒、実山椒)は茹でて佃煮にするほか、ちりめんじゃこと混ぜてちりめん山椒とする。
・果皮
熟した実の皮の乾燥粉末(粉山椒)は、香味料として鰻の蒲焼の臭味消し、七味唐辛子の材料として用いられる。この果皮が一般的に調味料として知られている部位である。乾燥粉末の状態だと品質の劣化が激しく、一日ほど空気に触れるだけで、色合いも風味も大幅に損なわれる。密封して冷凍保存すると長期間、鮮度が保たれる。
・幹
すりこ木にする。

このように山椒は、海の食べ物でいうとクジラのような、捨てるところのない、全てを活用できる万能な木です。